地球外物質研究グループ|宇宙科学研究所

研究活動

研究テーマ

Research topics of ASRG

地球外物質研究グループ (ASRG: Astromaterials Science Research Group )では、以下の3つを柱とした研究・開発を行っています。

  1. キュレーション技術の開発
  2. 太陽系探査機の搭載機器の基礎開発
  3. 隕石やサンプルリターン試料を用いた太陽系物質科学研究
キュレーション技術開発

キュレーション技術開発では、「はやぶさ」「はやぶさ2」MMXで得られる(得られた)地球外物質試料から、可能な限り地球の汚染を避けつつ、より多様で多くの科学データを取得することを目標としています。つまり、より高精度な「地球外試料のカタログ」を作ることが我々の仕事です。

太陽系探査機の搭載機器の基礎開発

実験室での科学分析が行えるサンプルリターンは、高精度な科学情報が得られるという利点がある一方、対象とする探査天体は限られ、また探査頻度もそれほど多くありません(はやぶさ・はやぶさ2・MMXでほぼ10年に1度程度)。我々ASRGでは、サンプルリターンに限らず、JAXAおよび海外ミッションで計画されている惑星探査機に搭載可能な科学観測機器の開発を行っています。

隕石やサンプルリターン試料を用いた太陽系物質科学研究

我々人類は、サンプルリターンで獲得した試料よりはるかに多くの地球外物質を、隕石として手にしてきました。ASRGでは、キュレーション開発で得られた技術・設備を活用し、サンプルリターン試料および隕石試料から、太陽系の成り立ちの解明を目指した研究に取り組んでいます。

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