ASRGメンバーの奈良岡浩氏が日本地球化学会賞を受賞
ASRGメンバーの奈良岡浩 総括研究開発員が、日本地球化学会賞を受賞しました。
受賞対象となった研究業績は「宇宙物質および地球環境試料中の有機化合物の分布と同位体組成」です。奈良岡氏は、はやぶさが持ち帰った小惑星イトカワ試料の分析において重要な役割を果たし、数々の研究成果を上げてきました。その後も、リュウグウやBennuの試料研究に携わるなど、長年にわたり宇宙物質科学の発展に貢献してきました。
今年度からはASRGのメンバーとして加わり、豊富な研究経験と専門的な知見を活かして、キュレーション活動にも大きく貢献いただいています。ASRG一同、今回の受賞を心よりお祝いするとともに、今後も共に研究やキュレーション活動を進めていけることを楽しみにしています。

奈良岡 総括研究開発員からのひとこと:
これまで40年以上にわたって地球外物質や地球環境試料中の有機分子の研究を行ってきました。「我々は何故この地球上に存在しているのか?」は学生時代から研究を進める大きなモティベーションです。有機分子は宇宙から生命まで遍く存在し、我々の成り立ちと歴史を記録している重要な物質です。隕石を求めて南極氷床上で越冬したり、砂漠で太古の岩石を叩いたり、研究船に乗って堆積物を採取して研究を行いました。なかでも初代はやぶさ、はやぶさ2、NASAオシリスレックス計画に係ることができ、貴重な小惑星試料を分析できたことは幸運でした。ASRGグループに参加させていただき、楽しい研究をもう少し進められればと思っています。
関連リンク
日本地球化学会 学会賞受賞者紹介