地球外物質研究グループ|宇宙科学研究所

NASA/JSCスタッフがJAXAキュレーション施設を訪問:MMXやアルテミス計画を見据えたキュレーション連携

2026年4月13日から16日にかけて、JAXAキュレーション施設では、NASAジョンソン宇宙センター(NASA Johnson Space Center、以下JSC)のスタッフによる訪問・見学を受け入れました。今回来訪したのは、JSCにおいて「はやぶさ2」帰還試料キュレーターを務める Snead Christopher 氏および、低温惑星試料キュレーションリードである Huh Michael 氏の2名です。

JSCでは、JSCでは、「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウ試料の一部や、NASA主導のOSIRIS-RExミッションによって帰還した小惑星ベンヌ試料など、多様な地球外物質試料のキュレーションが行われています。Snead氏およびHuh氏は、JAXAキュレーション施設内のクリーンルームや各種試料取り扱い設備を見学し、帰還試料の長期保存方法、取り扱い手順、ならびに低温環境下における惑星試料のキュレーション技術について、JAXAキュレーターとの間で意見交換を行いました。

特に、OSIRIS-REx探査機の着陸脚に取り付けられたコンタクトパッドから得られた微小試料の分取技術や、アルテミス計画において将来的に月南極の永久影領域からの回収が期待される低温惑星試料のキュレーション技術について、活発な議論が行われました。今回得られた知見は、今後の国際的なサンプルリターンミッションに向けたJAXAの取り組みにとって、大変有益なものとなりました。今回の訪問を通じて、日米両機関のキュレーション活動における相互理解が一層深まり、今後の連携強化に向けた貴重な機会となりました。

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