小惑星ベヌーの帰還試料の受け入れに向けてJSC/NASAを訪問
NASAの小惑星探査機OSIRIS-REx(O-REx)が小惑星ベヌーで採取した試料が、9月24日に地球に帰還します。地球外物質研究グループでは、NASAジョンソン宇宙センター(JSC/NASA)とのMOUに基づき、ベヌー試料の一部をJSC/NASAから受け入れる準備を進めてきました。試料配分について協議するため、6月12日〜16日と8月9日〜11日の2度に渡って当グループのメンバーと橘教授(JAXA/東大)がJSC/NASAを訪問し、JAXAの試料容器を収納するための輸送容器の開発や来月に迫った試料配分手順を詳細に議論しました。割り当てられた試料は来年、当グループに直接引き渡される予定です。
また、当グループでは、ベヌー試料を処理・保管するために、リュウグウ試料で使用しているクリーンチャンバをベースに設計した、ベヌー試料専用の新しいクリーンチャンバの準備を進めています。このチャンバは来年早々には完成する予定です。