藤原顕先生が国際隕石学会のバリンジャーメダルを受賞

授賞式の写真

元宇宙科学研究所教授ではやぶさプロジェクトサイエンティストの藤原顕先生が今年7月に米国ニューメキシコのサンタフェで開催された国際隕石学会でバリンジャーメダルを受賞しました。バリンジャーメダルは国際隕石学会の最高のメダルの一つで、衝突現象の科学で卓越した研究成果をあげた人に授賞されます。日本人では初めての受賞になります。

藤原先生は、宇宙塵研究をきっかけに太陽系における衝突現象に興味を持ち、自ら衝突銃の開発を行って、太陽系小天体を模擬したターゲットへの高速度衝突実験を行いました。その実験から、衝突破壊現象で生成される破片の速度分布やサイズ分布と衝突エネルギーの関係を明らかにし、小惑星イトカワではじめて明らかにされたラブルパイル(瓦礫の寄せ集め)天体の存在を予測するなど、惑星科学研究において大きな成果を挙げました。

藤原先生は1992年に宇宙研に着任後、はやぶさプロジェクトサイエンティストとして、多くの研究者をとりまとめるだけでなく、サンプル採取機構であるサンプラの開発担当として、小惑星から世界で始めてのサンプルリターン成功にも多大なる貢献をされています。

また藤原先生はキュレーションセンターの初期の仕様決定や製作の初期段階においても中心的な役割を担われています。


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